第5話に続き、第6話でも鈑金のお話をしたいと思います。
鈑金の品質でやはり差がでるのは、下地処理にしっかり時間をかけて、きちんと処理をしているか
どうかで耐久性や、見た目の質感に違いが出てきます。
下地処理を適当に実施すると、仕上がり直後は綺麗に見えますが、時間が経ち、雨風にさらされると、
塗装が剥がれてしまう事があります。下左の写真をご覧下さい。
下地処理に手を抜いている為、時間が経って塗装が剥がれてきた車の写真です。
しっかり、時間をかけて処理をすれば1度で済む鈑金・塗装処理も、下地処理がしっかり
していないと再度お金をかけて鈑金・塗装をすることになってしまうのです。
皆様も鈑金・塗装をする時には、お店を良く選んで依頼した方が良いですよ。
【作業前のボディ写真】 【作業後のボディ写真】
 上右の写真は、当社にて全塗装(オールペイント)を実施したものです。
完成度は一目瞭然で、新車と間違えるほどの綺麗さです。
当社は、お客様に満足して頂ける様に、一生懸命作業を実施しております。
お客様にも、今まで以上にクルマへの愛着を持って頂き、大切に乗っていただけたら
作業したスタッフの充実感もより一層強いものとなるのです。
 第7話では、オイル交換をしなかった車についてお話します。
先日、あるお客様から、車が動かなくなったとの連絡を頂き、現場まで引き取りに来てほしい
との依頼がありました。
現場まで引き取りに行き、車載車に乗せて自社に持ち帰ってエンジンオイルを確認したら、
「べっとり」した状態でした。
エンジンオイルの入っている、オイルパンを開けてみたところ、以下のような状態でした。
本来ならもっと液体状になっていなければいけないオイルが、ゼリー状になってしまっていました。これではエンジンは回りません。
オイル交換を怠ると、エンジンの損傷の原因になってしまいます。
皆様も、こまめにエンジンオイルの交換を実施してください。
【オイルパン−取り外した側】 【オイルパン−車体側】
 第8話では、豆知識1として車検の満了日について説明します。
皆さんは、車検はどれくらい前に出されていますか?
車検の切れる日(満了日)の1週間前ですか?前日?または当日?ですか?
実は、車検は、いつでも受検することができるのです。知っていましたか?いつでも受検と書くと
語弊を招くかもしれませんが、事実なのです。

そこで区別される事は、満了日の1ヶ月以上前か、1ヶ月前以内かという点です。
1ヶ月以上前に受検すると、次回の満了日が短縮されてしまいます。
満了日を過ぎての受検も同様で、受検日から2年間となります。
1ヶ月前以内に受検すると、次回の満了日は短縮されません。

2年車検の車を、例に書くと以下の様になります。
【1ヶ月以上前に受検した場合】(3月31日より前)
 満了日  :平成18年4月30日
 受検日  :平成18年2月15日
 次回満了日:平成20年2月14日(短縮されます)

【1ヶ月前以内に受検した場合】(4月1日〜4月30日の間)
 満了日  :平成18年4月30日
 受検日  :平成18年4月 1日
 次回満了日:平成20年4月30日(短縮されません)

という感じになります。分かりましたか?
車検は、1ヶ月前から受検可能ですので、満了日の1ヶ月前になったら、車検の予約や、
問合せをして、計画的に車検を実施しましょう。